Minchiate Fiorentine

1820年頃にフィレンツェで作成されたミンキアーテの復刻版です。発行元は Lo Scarabeo。

デッキの構成は前回紹介した「Tarocchi Minchiate Al Leone」と同じで、カードの枚数は97枚となります。
ミンキアーテの最大の特徴は大アルカナに「四元素」や「黄道十二宮」といった特殊なカードが加わっていることですが、マルセイユ系タロットなどと共通するカードについても絵柄や並び順に違いが見られます。また、数札の一部にはドイツのプレイングカードのように絵が描かれています。


Minchiate Fiorentine


Minchiate Fiorentine


Minchiate Fiorentine


Minchiate Fiorentine

名称 マルセイユ系の№
愚者
I 手品師 I
II 大公 III(女帝)
III 西の皇帝 IIII(皇帝)
IIII 東の皇帝 V(教皇)
V VI(恋人)
VI 節制 XIIII
VII XI
VIII 正義 VIII
VIIII 運命の輪 X
X 戦車 VII
XI 時間 VIIII(隠者)
XII 裏切り者 XII(吊された男)
XIII XIII
XIIII 悪魔 XV
XV 悪魔の家 XVI(塔)
XXXVI XVII
XXXVII XVIII
XXXVIII 太陽 XVIIII
XXXVIIII 世界 XXI
XL トランペット XX(審判)

なお、ミンキアーテのカードの名称は通称で、マルセイユ系タロットのようにカードに記載されているわけではありません。

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