Tarot Karten from Czech Graphiker Lída Kejmarová

こちらはチェコのデザイナー Lída Kejmarová によって制作されたタロットデッキです。

この木版画っぽい素朴な絵柄を眺めていると、なんだかちょっとほっこりとした気分になりませんか?(正確には木版画ではなく、リノカット版画らしいです。)


Kejmarová


Kejmarová

Etsy などのマーケットプレイスで自作のタロットを販売しているデザイナーも多く、時折そうしたサイトを物色してみるのも楽しみの一つです。

Tarot: The Complete Kit (Miniature Editions)

私はタロットの愛好家ですが、実は占いにはほとんど興味はないんです。でも、こんな可愛いデッキが身近にあれば、遊び気分でちょっと試してみようかなと思ったりもします。

それにしても、1,000円程度の価格でこのクオリティはすごいですね。


Complete Kit


Complete Kit


Complete Kit

ウェイト版のように小アルカナにもイラストが描かれていますが、大アルカナはカード8(VIII)が「JUSTICE:正義」、カード11(XI)が「STRENGTH:力」となっています。

Antichi Tarocchi Liguri-Piemontesi di Giovanbattista Guala

ピエモンテ系タロットは、イタリアにおいては現代もポピュラーな存在であるらしく、様々な企業が販促用のノベルティとして顧客に配布していたりします。

今回紹介するのはファッション系企業のノベルティとして配布されたもので、Giovanbattista Guala が1840年に制作したデッキの復刻版です。


Guala


Guala

悪魔のお腹に描かれた顔とか、いくつか特徴を挙げることはできますが、単頭スタイル時代のピエモンテ系タロットは、ほぼほぼマルセイユ系タロットと言っていい感じですね。

単頭スタイルのピエモンテ系タロットには、大アルカナにローマ数字が記載されている版とアラビア数字が記載されている版とがありますが、ローマ数字が記載されている版の方が古いです。

一方、双頭スタイルのピエモンテ系タロットは、1860年代になってから普及したとのことです。

Antico Tarocco Ligure Piemontese

ピエモンテ版と呼ばれるタロットデッキの一つです。
ピエモンテ版タロットは、後に双頭スタイルが主流となりますが、初期の頃は単頭スタイルでした。


Robledo


Robledo

タロットは元々北イタリアからフランスに普及したと考えられているわけですが、フランスから逆輸入された「ドダル版」をベースにピエモンテ版が誕生したという説もあるようです。どうなのでしょうか?どちらが頭でどちらが尾かという、ウロボロスみたいな話ですね。

個人的には、広い意味ではマルセイユ系タロットに属していると言えるとは思うのですが、別個の系として捉えています。確かに共通点は多いですが、無視できない差異もあるように思われるので。(おそらくは、ボローニャ系タロットとのハイブリッド的な存在なのでしょう。)

The Tarot de Marsella Robledo

近年になってマルセイユ版タロットの復刻版がいろいろと発行されていますが、このデッキもその一つ。アルゼンチンのデザイナー Marsella Robledo によって作成されました。


Robledo


Robledo

ミルクティ色の背景に、少しアースカラーっぽい感じの豊かな彩りが映えて、とても美しいです。

手刷りの時代の彩りの豊かさを回復するということが、近年発行された復刻版に共通するテーマの一つとなっているように思われます。

Tarot de Nostradamus

ノストラダムスの名を冠したこのタロットデッキは、「ペイヤン版」をベースにしていると言われており、マルセイユ版タロット「タイプ I」の特徴を有しています。
(先に紹介した「ピエール・マドニエ版」は「タイプ II 」に属しています。)


ノストラダムス


ノストラダムス

「タイプ I」の特徴として、カード6(VI)の天使が目隠しをして、カード18(XVIII)の月の顔が正面を向いています。それから、愚者にちょっかいを出してる動物が、猫っぽいですよね。

Pierre Madenié, Dijon 1709

日常的に使っているタロットデッキが、ピエール・マドニエ(Pierre Madenié)の復刻版です。このクラッシクな絵柄とちょっと掠れたようなカラーリングが気に入っています。


マドニエ


マドニエ


マドニエ

マルセイユ版タロットなので、カード8(VIII)が「LA JUSTICE:正義」、カード11(XI)が「LA FORCE:力」となっています。

なお、カードの角はコーナーカッターを用いて自分で丸めています。また、滑りをよくするためにファンニングパウダーも使用しています。