Das La Fontaine-Tarock

Peter Friedrich Ulrich によって1770年に作成されたタロットデッキの復刻版です。大アルカナは、ラ・フォンテーヌの寓話をテーマに作成されています。

フランスでコンヴェル版が作成されたのとほぼ同時期に、ドイツではこのようなゲーム用タロットが作成されていたんですね。


Fontaine


Fontaine


Fontaine


Fontaine

小アルカナはフランス式スートと呼ばれるクラブ、ハート、スペード、ダイヤをシンボルとする4つのスートで構成され、それぞれ1~10の数札と4枚のコートカード(ネイヴ、ナイト、女王、王)が揃っています。
コートカードに描かれている人物は、クラブはアフリカ、ハートはヨーロッパ、スペードはアメリカ、ダイヤはアジアをイメージしているようです。


Fontaine


Fontaine

意外かもしれませんが、タロットにフランス式スートを導入したのは、ドイツの動物タロットが最初だと考えられています。面白いですね。

追記
当ブログでは特に区別はしていませんが、ゲーム用タロットでは「アルカナ」という言葉はあまり使われないみたいです。大アルカナに相当するのが「切り札(トランプ)」となります。

追記2:
通常フランス式スートのゲーム用タロットでは、黒いスート(クラブ、スペード)の数札は数字が大きいほど強く、赤いスート(ハート、ダイヤ)の数札は数字が小さいほど強いというルールとなっています。

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