ピエモンテ系タロットは、イタリアにおいては現代もポピュラーな存在であるらしく、様々な企業が販促用のノベルティとして顧客に配布していたりします。
今回紹介するのはファッション系企業のノベルティとして配布されたもので、Giovanbattista Guala が1840年に制作したデッキの復刻版です。
悪魔のお腹に描かれた顔とか、いくつか特徴を挙げることはできますが、単頭スタイル時代のピエモンテ系タロットは、ほぼほぼマルセイユ系タロットと言っていい感じですね。
単頭スタイルのピエモンテ系タロットには、大アルカナにローマ数字が記載されている版とアラビア数字が記載されている版とがありますが、ローマ数字が記載されている版の方が古いです。
一方、双頭スタイルのピエモンテ系タロットは、1860年代になってから普及したとのことです。